2012年7月15日日曜日

従業員統合管理ソフトエア リシテア


日立ソルーションズであります。すげぇー大会社です。従業員数1万名超、資本金386億円1970年設立。昔わが社のすぐ近くに同社のビルがあったように記憶しています。もっとも日立なんたら株式会社は山ほどあるので間違っていても謝りません。当時わが社でソフト開発を日立系に依頼したところシニアプログラマー月額120万円といわれました。もう40年近い昔のことです。(同社の沿革をチェックしたら、やはり日立ソフトウエア・エンジニアリング㈱が横浜に設立されたと記載されているので間違いありません。)

それ以前に日立系列とは違う系列ににソフトウエア開発を依頼したところ、やはり月額80万円ほどの付けが回ってきて、仕事は同社の下請けだか、孫受けだか何にも知らない奴が来てかちゃかちゃやってたので、大喧嘩したことがあります。いや今も彼らがそんなことをやっているとは思いませんが・・・。

そんな創業当時の、というよりも立ち上がり時期に多少のご縁もあったと記憶している同社ですから、資本金386億円ときいても驚きませんが、ぼくに386億円の資金があったら何をするだろう?と考えると一瞬気が遠くなりました。売上はどれくらいあるんですかねぇ?1万人掛ける2000万円で、10kx20000k=200,000,000,000でおよそ2000億円ですか?こりゃぁすげぇ、実際の金額は2500億円超なので、まぁあたらずと言えども遠からず、というところでしょうか。

同社にも当然のごとくリシテアという就業管理システムがあります。http://lysithea.jp 
このサイトのPRは4、アレクサが200万ですから、まぁそこそこのもんなんですねぇ。ちなみに本家の日立ソルーション、ここのホームページはPRが6でアレクサが16万。これはなかなかのものであります。やっぱり大企業にはかなわんなぁ・・・、という感覚を久しぶりに味わいました。

リシテアのユーザーには大企業が名を連ねています。なんせJR東日本が利用中ということがシステムの優秀な点をアピールしていますよね。えっ?そりゃあなたJRほど、というか電車屋さんほど勤務体系がしっちゃかめっちゃかな企業が他にあるでしょうか?いやそりゃぁソフト屋さんもシッチャカメッチャカですが、それは単に家に帰れない、とか明日が納期だからがんばれよ、の範囲ですが、鉄道屋さんはもう少し肌理の細かい対応が必要だと思いますよ。

もう一つぶっちゃけ、大企業にはやはりそれなりのソフトウエアが必要なのです。従業員100名以下の企業がこのソフトを使うとどうなるかと言えば、そりゃぁもうもてあますだけです。お役人が忙しげに仕事を作り出すのと同様に、大企業にはいくら優秀な企業といえどもなにがしかの官僚的息抜き
作業が存在しており、多分それを上手にソフトウエアに組込んで入る結果です。

したがって、御社の従業員数が2000名以下であれば、このソフトウエアを検討しても無意味でしょう。いや、そりゃぁ儲かって儲かってしょうがないから、少し金を使わなくちゃ、という場合には検討するぐらいのことはかまいません。そんな金があるのなら、金塊に投資しておくか、従業員の思い出話になるようにボーナスを弾んでやってください。

で、ソフトウエアの内容です。ホームページから「リシテアの機能」タブをクリックすると、ページ下部にパッケージソルーションとしてシステムの全体像が記述されています。今回取り上げるのは左端にある「就業管理」です。全体をご覧になってお分かりのとおり、人間が関連する全要素をリシテアがカバーしていることが分かります。

左端の「就業管理」をクリックするとその詳細が分かります。すべての原始記録(言うなればタイムレカード記録)がサーバーに統合されていて、それを参照しながら必要事項を管理部署がチェックして、従業員からのフィードバックを受けるように設計されていることが良く分かります。やっぱり大会社ともなればきちんと考える人がいるんですね。実に上手に整理しています。

つぎのタブ「導入実績」のページへ行くと、業種業態別の導入実績円グラフがあります。製造業は多分日立系列など、同社を形成する期間に携わった各社への導入実績がそのまま「機械+自動車+金属+精密」の合計63%に現れているように思われます。

サービス業についてはソフトウエア+情報処理で61%、その他業種では卸+建設+金融で69%になっています。これを見ると10年ほど以前に厚労省がサービス残業廃止、みたいな音頭とりをしたことがとても奇妙に感じられます。ぼくのところへも数社から問合せがありました。いずれも大企業です。結局当て馬にされて終わりましたが、そいうったチェックが本当に必要なのは中小企業なんですよね。

そうすると、たぶん情報処理業界の何たらと言う団体に同省から天下りした人間がきっといるんだ!と今になって気付かされた次第ですが、あってるかどうかしらべる気にもなりません。ぼくもとしとったもんなぁ・・・。

円グラフの下に「特殊な業務課題を解決し、業務適合率を最大化」というセリフをタイトルにしている項目があります。ここに記載してある項目の一つでも合致するものがあれば、本就業管理システム導入の価値があるはずです。いや、ぼくはデモをしてもらったり、同社へ問合せをあれこれしてその結果として、これを申し上げているのではありません。単に、ここまで突っ込んだテーマを提示できるのであれば、きっとその価値があるのだろう、と推察しているだけです。普通の勤怠ソフト開発ではここまで考慮を払いません。ですから価値がある、と考えるのであります。

というところで、今回のソフトウエア紹介を終わります。なんか不十分ですか?いや十分考え方の説明はできたと思いますが、いかがでしょう?

ご心配なら、同社のデモに立ち会いましょう。いや高いことは言いません、昼飯と交通費をご負担ください。そうなんです、今年はまだおいしい鰻重を一回しか食するチャンスがなかったもので、ぜひもう2-3度食べたいなぁ、かように考えております。はい・・・。

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